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* Re: Rコロシアム 第二試合〜白蒼の戦士〜 後編

日時: 2010/03/23 20:46 メンテ
名前: 理海王

やっとこさ後編が出来ました!
ミヤビさんについては、この口調でいいのかすこぶる心配…
だが『いつでも修正する!』との覚悟で投稿だッ!!

Rコロシアム 6つの宣言

1.文章力は最低レベルです。
2.文章の書き方はカジワラさんのパクリです。
3.作品そのものは駿河城御前試合のパクリです。
4.亀ペースで進みます。
5.シナリオ作り進めろ!という要望は一切受け付けません。
6.落書き漫画描け!という要望は一切受け付けません。僕は冨○先生!
 
Page: [1]
* Re: Re: Rコロシアム 第二試合〜白蒼の戦士〜 後編 ( No.1 )
日時: 2010/03/23 20:47 メンテ
名前: 理海王

Rコロシアム 第二試合〜白蒼の戦士〜 後編

“平拳”にて、鬼(鬼塚)が狙う箇所は……ッ!!



人体急所のうちの一つ…










その名も『下昆』!!!



【下昆(かこん)】

下唇と顎の間にある急所、強い外圧により
即死、あるいは顔面動脈神経機害が訪れると言われている。








― 日本・O府 不動流道場

不動流柔術…数多ある日本の古武道流派の一つ。

江戸時代後期、渋川伴五郎義方が開いた渋川流を極めた
安芸藩範士、大野軟軒により創始された体術である。
最大の特徴は不動流では“鬼砕(おにくだき)”と呼ぶ
拳・肘・掌を主に用いた“当身技”である。
“柔術”と名は付くが、実体は“拳法”であった。

「鬼塚や…何故大会なんぞに出たんや?」

薄暗い道場内に、正座で対峙する白髪白髭の翁と大男。
鬼塚英美とその師匠である。

鬼塚はある小さな空手の大会に『流派未公表』として出場した。
結果は5位入賞であったが、どこでどう知ったか分からないが
そのことが師匠にバレてしまったのである。

「お言葉ですが…」

鬼塚は翁の顔を険しい顔付けで見る。

「不動流…いや…古武道全般の評価はお分かりですか?」

「…………」

「“型のみの非実戦的”“伝統芸能”など…
 格闘技界の中での評価は著しく下に見られています。」

その言葉を聞き、翁は立ち上がり門弟達の名前が書いてある
名札のところへと行き、こう述べた。

「そんなもんわかっとる…
 だがな、“格闘技”と“武術”を一緒にせんこっちゃ。
 似とるようで全然別モン。
 例えて言うなら、同じ野球の“硬式”と“軟式”みたいなもんや。」

「ですが同じ『戦う為の技術』ではありませんか。」

「そうは言うても違うモノは違うんや。まっ格闘技はあれはあれですごいもんや。
 ワケのわからん武術雑誌に出とるようなエラソーな武術家は
『格闘技はスポーツ』とか言うけど、実際やったら何人勝てるんやろうな。
 格闘家の人間の限界を超えた鍛錬の前じゃ…
 やられるのがオチというパターンがほとんどやろうけど…







 でもな…鬼塚…





 あんさんは“形骸化しただけの武術家”やないんや。
 もし手前が、この古武術(不動流)の技を使ってええ場合ちゅーのは…

“相手が自分に殺意を持っているとき”…
“愛する人を守るとき”や“無慈悲な戦場で戦うとき”くらいのもんや。



 あんさんがいつ不動流の殺法を試合で使うか…
 ワシは心配でならん…凶器(玩具)を使いたくなるのが人間の本能や。」

鬼塚は翁の方を見つめる。

「ですが、私は後悔はしておりません。
 不動流…いえ、“古武道界の評価を変わらせる為”にこれからも…」

「ウソや…」

翁は、鬼塚の言葉を遮る。

「あんさんは身につけた凶器を使いたいだけや。
 それも何れ“殺傷”に及ぶような危険な技を使いたいとな。
 あんさん“ピットファイティング”に参加するんやろ?」

「…………!!」

鬼塚は見透かされていた。
参加した大会も、ルールに則り“あえて魔技を封印”したが
次に参加する、“ピットファイティング”で身につけた技を思う存分使いたいと…



【ピットファイティング】

賞金を出し、互いに金を賭けて素手の殴り合いの試合をさせる大会の総称。
アメリカでは州によっては禁止されている



翁は『鬼塚英美』と描かれた名札を取りこう述べた。

「…破門や。」

この一言で鬼塚は破門となった。

その後、出場したピットファイティングの大会で優勝を果たし
鬼塚は、その力を見込まれ『ブラッククロス』の戦闘兵としてスカウトされた。

そう…このピットファイティングの大会は
ブラッククロスが“戦闘兵を集める為に開催”したのものであったのだ。

戦闘兵としての鬼塚は、ブラッククロスに敵対する人間や
入団を拒んだ人間を“魔技”で消していった。
鬼塚は『鬼』になったのである。

肩書は“戦闘兵”だが“暗殺者”の方が近かったのである。

鬼塚は不満だった。
『この身につけた技力で“暗殺”する為に“ブラッククロスに入団した”のか…?』
『戦闘兵として入団したはずなのに、これでは“ただの殺し屋”ではないか…』
『思う存分強敵に、身につけた魔技を使いたいッ!!』
と…

そんなとき…
“裏切り者”として見つけた場合、即処刑するよう言われていた
科学者“R”が姿を見せたのである。

「オニヅカよ…私が主催する大会に参加しないか?
 今の立場に不満なのであろう…?」

科学者“R”は鬼(鬼塚)の耳元で囁く。





「思う存分その魔技を使えるぞ!






 そう『思う存分』だ!!」














― M州D市 某球場

(“炎駒の剣士殿…”





 この“魔技”にどう対処なさる…?





“剣士”である貴方が…





 その“空拳”で……ッ!!)
* Re: Re: Rコロシアム 第二試合〜白蒼の戦士〜 後編 ( No.2 )
日時: 2010/03/23 20:48 メンテ
名前: 理海王

「…………」



“白蒼の戦士”は…





鬼塚の魔技(それ)を…ッッ





(当たる瞬間だ…)




待つッッッ!!!














― 20年前

デーニッツが誕生日で10歳になろうというときである。
町の郊外で“老人”と“拳闘士”が立ち合っていた。



『決闘』である。



拳闘士は、ナックルダスターを拳にはめて構えている。
だが、対する老人は“構えを取らない”。

拳闘士は言った。

「なんで構えを取らねぇんだ…?」

老人はそれに答える。

「“構えを取らぬのが構え”でな…」

「けっ…藤宮流には構えがねぇってのか?
 所詮はセンゴク星のカビ臭ぇ武術だぜ。」

「…………」

拳闘士の挑発に、老人は些かも動揺を見せない。

「お若いの…質問だがワシを何故倒そうとする?」

「ああ…?そりゃ“有名になりたいから”に決まってんだろが。
 俺は拳(こいつ)を出世する手段にしてーのよ。テッシンやギャランのようによ。
 特にあんたは“藤宮流四天王”の一人…」

【藤宮流四天王】

当時の藤宮流門下には、“藤宮流四天王”と呼ばれる
4人の優れた使い手がいたとして、門人の間で語られていた。
一人は息子であり、後の毘沙門隊を創設する『ギャラン=ハイドラゴン』
もう一人は、その毘沙門隊の副隊長となる『セイザン』
3人目は武器術を得意とした『ピエトロ』
そして、最後はこの最古参の門人『ボーモン』である。



ボーモンは拳闘士に語りかける

「藤宮流の道場内に“竜虎”も“四天王”も存在しない。
 下らぬ話を本気にするな。ワシはもうとっくに引退した身じゃ。」

「そうはいってもねぇボーモンさん。
 “ネームバリュー”ってもんがあるでしょ?

 引退したかどうかなんてカンケーないんだよ。





 “名前があるヤツ”倒せばさ“それだけ俺の知名度もアップ”するんだよ。





 特にアンタのような引退して数年が経ち、腕も落ちた人は『おいしい』ってわけ。





 倒しやすいしね♪






 もうね…





 やめられないのよ。ボーモンさん。








『このバトル』…ッ!!」








一歩踏み込み、ボーモンの顎をめがけ突きを入れる拳闘士!





当たるッッ!!!





死ッッ!!!





否ッッ!!!!!!






ガッ!!!!!!!!






「…………」





拳闘士は頭を地面に叩きつけられていた…






「波返し…」






【波返し】

打撃と投げ技が一対となった藤宮流の技。
藤宮流2代目宗家『エイシュン=ハイドラゴン』により編み出された技の一つ。
打ちかかる敵の攻撃をギリギリまで待ち、その攻撃か当たるか否かの絶妙なタイミングで避け
次に一歩踏み込み掌底で顔面を打ち鷲掴みにし、そのまま相手の勢いを利用し頭を地面に叩きつける一種のカウンター技である。





「…………」

当時満10歳だったデーニッツはこの光景を目撃していた。
ボーモンは歩み寄り優しく語りかけた。

「坊ちゃん帰りましょうか。」





ボーモンは書画に優れており、画人として父に食客として招かれていた。
デーニッツにとって祖父のような存在でよく面倒を見てもらっていた。

この日は、デーニッツを連れ画材を買いに街に出る所を
この拳闘士に呼び止められたという訳である。






ボーモンはため息を吐き小さく呟いた。

「強いだの…弱いだの…“戦”より“和”じゃて…」














― M州D市 某球場

ふと気づいたときには、鬼(鬼塚)が乗る深紅の修斗の頭部を地面に叩きつけていた…

『波返し』

選択した技は幼い頃の記憶の片隅にあった技。
形だけの真似た技…本来は使わない技…とっさに思いついた技…
“記憶”がこの技を自然と選択したのだ。









オオオオオオオオオオオオオオオオ―――ッッッ!!!










『勝負あり』である。







“白蒼の戦士”は、もはや残心を取る力もなく…



…その場に座り込んだ。



『トドメを刺せ!』だの『KILL!KILL!』だの
観客達は口々に言っているが耳には入らなかった。






…とその時である。






オオオオオオオオオオオオオオオオ―――ッッッ!!!???





場内は驚きと狂気の歓声に包まれたッッッ!!!!!!!!








鬼(鬼塚)が乗る深紅の修斗が“再び立ち上がった”からであるッ!!!
* Re: Re: Rコロシアム 第二試合〜白蒼の戦士〜 後編 ( No.3 )
日時: 2010/03/24 06:33 メンテ
名前: 理海王

“白蒼の戦士”は呟く。

「甘くはないな…」

所詮は“見よう見まねの波返し(技)”…
“極め”が甘かったのである。



急いで鞘に手をかける…ッ!



しかし!“飛太刀”の“早技”といえども…ッ!!



このタイミングでは遅すぎる…ッ!!!???





ゴワッッッッッッ!!!!!!!!



鬼は哂うッ!鬼は拳を振り上げるッ!!鬼は打ちかかるッ!!!



万事休すッ!?絶体絶命ッ!?ジャンクの出来上がりッ!?



反撃出来るのか!?起死回生は!?一発逆転は!?



試合の結果(答え)はッ!意外ッ!!予想外ッ!!!



ドラ○エ風にいうならば!

“どこからともなく不思議な声が聞こえる”と表現かアアアァァァッ!?





それは“女”の声であるッ!!!



『 百 禍 、 乱 れ 咲 け 』



乱入者登場ッ!?どこからッ!?“それは誰にも分からなかった”ッ!!!

















斬ッ!!!!!!!!!!!!










深紅の修斗の首は飛ばされていた。

勿論…

鬼(鬼塚)はペインセンサーの強烈なショックにより“死亡”…

さらに乱入者は華麗なる動きで鬼の躰を真っ二つにし…

深紅の修斗は、鬼(鬼塚)の亡骸と共に爆散した。













鬼(鬼塚)を屠った機体!

銀の鎧を纏った細身の女性フォルム!

太刀と小太刀の二刀流で舞うように動きは誠に“雅”!





それはなるは…!!!





“白銀絡新婦”!





パイロットは…



闇夜八行衆(アンノーセス)の一人ッ!

優れたボディスタイルを持つ、銀色のロングヘアーの美女ッ!!

胸の部分が大きくはだけた妖艶でエロティックな格好ッ!!!

“舞首姫”『ミヤビ・シュンオウ』であるッ!!!!!!!!!!



「…お久しぶりどす。」

「…………」

絡新婦(ミヤビ)は笑顔で白蒼の戦士(デーニッツ)に語りかけた。

この二人…以前“死合った間”なのだ。



過去、ミヤビは花街に来る金持ちを対象に“狩って”いた。
殺害現場を目撃したデーニッツを口封じの為殺害しようとし、二人は交戦したのだ。



「旦はんの専門は“剣術”…
“体術”なんて似合わへんえ。剣(これ)が一番どす。」

「誰だ…貴様?目的は…?」

「あの“楽しい時間”をもう忘れはったん…?」

「…私の質問に答えろ。」

「ほんま…キツイお人…
 うちは“ブラッククロスの依頼”でオニヅカちゅうお人を殺しに来んどす。
 何でも『Rの誘いに乗ってどうたらこうたら…』
 ベセルクはんが受けた依頼やからよー分からんけど…

 まぁ…ほんでここへ来たときに旦はんらしき声が聞こえて。

 見たら殺されそうやったから、
 『うち以外のお人に殺されるのは許せまへんえ』
 “仕事”ついでに“始末”したんどす。」

「…………」

「次はうちの番。旦はんは“あの時のこと”を忘れはったん?」

「知らんな…人違いだ。」

「嫌やあわぁ…うちはしっかりと覚えているのに…
 その為に“前以上に技を磨いて来た”んどす。
 まぁ…旦はんの名前は後で知ったことどすけど…」



このようなやり取りが行われている中
突然の乱入者で球場はざわめき混乱が生じた。
その時である…大会主催者である科学者“R”は叫んだ。



「試合は“無効試合(ノーコンテスト)”とする!」



辺りは静寂に包まれる。
科学者“R”は再びマイクを握り締め、絡新婦(ミヤビ)に語りかける。



「何者かは知らぬが“退場”して頂こう。
 …それとも『ブラッククロス』の依頼で私も始末しに来たのかね?」

「いえ…」

はんなりと絡新婦(ミヤビ)は答えた。

「うちは“オニヅカを始末しろ”との命令しか聞いておりまへんえ。





 それに…





 無駄に戦ってヘンな騒ぎは起こしたくありまへん。」



試合場の周りに、科学者“R”の護衛の為についた
“O社お抱えの傭兵隊”が6型に乗り込み8機いた。
傭兵達は“アサルトライフル”の銃口を“白銀絡新婦”に突きつけている。

そして、次の“第三試合”で戦う闘士が二人…

イスラエル軍人のボアエル・オズとバレン・レザルトが
“軍用修斗”に既に乗り込んでおり、両者とも『いつでも殺り合える』ように構えていた。



科学者“R”は言う。

「では、退場して頂こうか。
 私としても『騒ぎを起こしたくない』のでね。」

絡新婦(ミヤビ)は微笑む。

「へぇ。」



そして…

「旦はん…またいずれ…」

と言った。

白蒼の戦士(デーニッツ)は呼び止める。

「名を…聞こう。」

絡新婦(ミヤビ)は二対の刀を鞘に収め…

「うちの名はミヤビ…










 ミヤビ・シュンオウ。」

そう告げて、漆黒の闇へと消えた。

瞬時の事である。
『一流マジシャンのマジックショー』のようであった。



“O社お抱えの傭兵隊”の部隊長(35歳・元ゲリラ兵)は冷や汗を流す…



(あの女は“殺しのエキスパート”…!
問答無用で撃てばこちらが殺されていた…ッ!!)






場内からまたざわめき始めた。
観客(クレージー)達は、この奇術(イリュージョン)のような出来事に戸惑っているのだ。








科学者“R”は再び宣言する。

「試合は“無効試合(ノーコンテスト)”とする!」





Rコロシアム 第二試合

デーニッツ(傭兵)
30歳 国籍:アムステラ神聖帝国

VS

鬼塚 英美(不動流柔術)
33歳 国籍:日本

“無効試合(ノーコンテスト)”

― 続く
* Re: Re: Rコロシアム 第二試合〜白蒼の戦士〜 後編 ( No.4 )
日時: 2010/03/23 23:24 メンテ
名前: カジワラ

何と言う結末ッッ!!
口調がどーのと書いてたから、どっかで出るとは思っていたけど、最後の最後で一番美味しいトコ持って行くとは・・・ッッ!!
ミヤビさんヤベーな・・・。鮮やかに素っ首斬り落とす様も凄かったけど、フっと現れて、フッと去っていくのがカッケーなぁー!!

一回戦二回戦共に『驚きの結末』で終わってるのが凄い・・!!

話の流れ的に『デーニッツが勝つ!』『と言うか、やっぱ優勝するのは”デーニッツ”かぁー!!?』と思っていただけに、無効試合になるとは思って無かったし、
其処に至る流れにしても、鬼塚の過去(ミヤビも含めた、ブラッククロスの暗躍っぷり恐るべし!)、デーニッツの過去(藤宮四天王キタァー!!)と、
完全決着を想わせる描写が続いていたし、”勝ったァー!!(@克巳顔)(ぉ”と思ってた中のミヤビの乱入は驚きましたねぃ。

次戦のイスラエル軍人の二人も期待せざるを得ないぜ・・・!!
あ、藤巻(竹宮流)を敗った技を、藤宮流が使うってのも元ネタ的に『こう来たかぁぁあああああ!!!』と思いやしたw
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