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* バカがロザリオ担いでやってくる 2話α

日時: 2009/09/23 01:07 メンテ
名前: 高とも

ここはお馴染み アルバニア首都ティラナ
太陽が昇るにつれて街中は笑顔で賑わう街

そんな中、喫茶店で珈琲を飲んでいたスーツの男へ一つのメールが届いた

『緊急招集 直ちに戻られたし』

いつもなら見て見ぬフリをするが今日は違った
ここに来るまでに買ったメディア紙を鞄にしまい胸ポケットからサングラスを取り出し珈琲代を支払い、男は大きな欠伸をしつつも目的地へ向かうとした。


第二話α
〜迷うバカと泣くバカ〜「前編」



ここ、アルバニアの首都ティラナには大規模なジオフロントがある、世が世なら他国との交流のために作られるモノであったが今となってはティラナが戦場となったときのシェルター代わりになっている。
しかし大規模だったためシェルターのほかにティラナジオフロント内部基地が建設されたのであった。


だが、いつもは静かなティラナジオフロントなのだが今日は何かが違った

「……迷子?」
「そう、迷子」

どこもかしこも同じで「迷子」という単語を軸に話をしている、どっかに迷子でもでたのか?それともどっかのだれかが迷子なのか?
一体何のことやら、聞いてるこっちが迷子になりそうだ。

しばらくして目的地に着く
胸ポケットからハンカチを取り出しサングラスを軽く磨き、タバコを取り出し軽く一服

「あの、ここでの一服はお控え願えますか?」

ツナギを来た二人の整備員が近寄ってきて注意して来た。
それもそのはず、ジオフロント内部でそんな小さな煙でも探知すれば消火用のスプリンクラーがジオフロント全域に起動するからである。

「あぁ…すまんすまん 癖でな…シュガレットに変えるとするよ」

携帯灰皿に吸いたてのタバコをしまい、ポケットからシュガレットを取り出し口に咥えた
それを見た二人の整備員は、納得したのか呆れたのかその場を去って行った。

しかし、緊急招集だから来たのに誰も来やしない

「……場所、間違えたか?」

それから、何時間たったであろうか…
シュガレットを3本吸い終わる頃、サングラスの男は眼鏡をかけた爺さんに声をかけられた

「よぅ、結構早かったじゃないか。 何時も遅刻しかしないあんたがドキドキの遠足気取りか? まだまだ餓鬼だのう、中尉さんよぉ?」
「早いも何も、あんたを待ってたんだよクサレ爺…で、今日のスケジュールはなんだ?」

二人は格納庫へ足を向けた

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ティラナ内部基地 通信室
昨夜、ティラナ周辺にてアムステラの侵攻があった
それを阻止すべく機動兵器部隊を何機も出撃させたが帰って来たのがたった二機であった

「ちょぉっとぉー帰って来たのが2機ってどーゆーことなーのよー!!」

ちょっと奇声混じりの声を発する全身筋肉で構成されている男が涙鼻水口汁体液もろもろ身体全身から汁を出しつつ
報告に来た兵の襟首を掴み、上下に "ブン""ブン"と風を切る音を鳴らせながら問いたてた

「ロエルちゃんはー!?この基地のエンジュェェェルのローエルちゃーんはどーなったのよー!」
「そ、それが…げんざいそうさくちゅーでしてー」

捜索中 その言葉を聞いて振り回すのをやめた

「なんだ捜索中なの〜?それならそうと早く言ってよねん もーミックたんびっくりしちゃったー」

アリオン=ロサミックス
別名 剛腕の局長
元陸軍軍医中将であったが今はこのティラナ内部基地の全てを握る局長である
ちょっと脳内構造がおかしいが医学のエキスパートであり腕はとても器用

それ以上に優しさの塊である彼は非常に兵に信頼されている

「まぁいいわん、それよりはやくロエルちゃんを見つけて頂戴!」
「あ、アリオン局長…そのまえに"そいつ"を降ろしてあげてください」
「…降ろす?」

アリオンの腕の先には今まで振り回された兵が泡を噴き出して失神していた

「キャー!誰これ!誰がやったの!? ちょっと医療班!医療班来てー!」

(あんただよ、あんた……)

ただ、ちょっと間が抜けているのが不安要素である
アリオンの大声(奇声)で早く医療班が早くたどり着き泡を噴き出した彼は奇跡的に一面を取りとめた

「まぁ、こういう日もあるわよね。 ミックたん反省反省」

本当に反省したのかわからないがこういうときのアリオンは触れないようにしようという暗黙のルールに新たな項目が出来上がった

「しかし、アリオン局長…幾らロエル少尉でももう見つかってもいいはずですが…」
「そうねぇ…ティラナ周辺は全域探したし…」

昨日戦場となったところは酌まなく探したが、足跡一つも見つからない
そして、捜索はいつしか夕方になるまで時間が経過していたが一向に見つかる気配がしない

ただ、時間だけが過ぎていくのであった…
 
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* Re: バカがロザリオ担いでやってくる 2話α ( No.1 )
日時: 2009/09/23 00:53 メンテ
名前: 高とも

あれから、何時間たったのであろうか夕日は沈みかけ辺りは星が見え始める頃。
ティラナから遠く離れた、アルバニアのドゥラス州『クルヤ』の山脈地帯に一機ぽつんと体育座りをしていた。

「……んにゃ、おはようございます」

ヴェスタロッサのコクピットでは今まさにロエルが目覚めた状態であった、寝起きなのでおめめはしぱしぱして喉もカラカラ、腹部からおなかすいたーと言いたそうな音も鳴る。

とりあえず自分がどこにいるかわからないため状況確認。


……
………

見渡す限りの"山""山""山""山"というか四方八方山ばかり何をどう間違えたらこうなったのか自分に問い建てたい気分であった。
昨日はティラナに向かったはずだったロエルであったがここ何時間かの記憶がない。
ロエルの直感が正しければ、今のロエルはマーケットでお母さんから離れた子供、簡単に言うと……

「…迷子」

ロエルは絶望感に包まれた、生まれて初めての迷子、迷ったら近くの人に聞けばいいが近くに人はいない。
しかも空腹ついでに喉も渇きこのままだと餓死する可能性も見えて来た。

ただ幸いにも今まで体育座りをして移行一切も動かなかったためヴェスタロッサの残量エネルギーは自動充電で充電済み。

動こうと思えば右へだろうが左へだろうがどこへでも行ける。
しかし、どちらへ向かうべきか…この選択は賭けである

この選択を1つでも間違えれば確実に餓死する…

そして現在地をもう一度確認しレートを考える

まず初めに、直進コース
地形スキャンで見ていたが大きな山へ繋がっているため時間がかかる
それにこんな山中に町がある確率はとても低い、よってオッズは2.45倍

次に右斜め上コース
初めは緩やかな道だが進むにつれて急な崖が多く存在する
一歩間違えればヴェスタロッサでも致命傷になる可能性もある、よってオッズは2.00倍

続けて、右コース
よくよく見てみると何か街道みたいなものが見える
このまま右に直進すれば街が見つかるかもしれない、よってオッズは1.01倍

右斜め下コース
右斜め上コースと同じような崖が多い地形。
しかし、結構小さめの崖なのでジャンプを繰り返せばここから簡単に降りれそうであるが湖しか見れない、よってオッズは1.55倍

後進コース
はっきし言ってこの道は無い、というか道がない途中から断崖絶壁になっていて進むにも進めない
うまくブースターを使えたとしても武装が重すぎて意味がない即死ルート、よってオッズは5.00倍

左斜め下コース
ちょっと回り道をしそうな下りだけどすぐ平地が見える
運が良ければ街もあるかもしれない、よってオッズは1.01倍


左コース
所々岩が転がっており進むのに時間がとられそう
ただ、森林地帯が見えるのでもしかしたらこの道を進めばティラナに着くかもしれない、よってオッズは0.85倍

左斜め上コース
山以外何も見えないこの道は行かないほうがいいだろう
しかし、こういう道に限って街がすぐ近くにあったりする、よってオッズは1.15倍

「…あれ、でも待てよどっちが右でどっちが左なんだ?」

今さっき、直感で浮んだレートを考えなおしても"後ろが危ないよ"としか思い出せない

「まぁーなんだ考えてもしょうがない進むならやっぱ、まっすぐだよな」

とりあえず、水分がほしい気もするが餓死する前に食事優先。
ティラナに向かうことを忘れ、ヴェスタロッサは歩き出した

その時である

急なアラーム音が鳴り響く。
例え三歩歩いて忘れるロエルでも、このアラーム音だけは覚えていた…
近くに敵機、アムステラの機動兵器が存在するという事だからだ。
しかし、ヴェスタロッサのレーダーでは敵数の確認や識別をすることはできない

まずは、ギリギリまで近づき敵の状況を把握するのが第一
幸いにも山に囲まれたこの地形ちょっとやそっとの事では気づかれまい

ロエルはレーダーを頼りにヴェスタロッサを進ませた

双眼鏡を使えどアムステラの機動兵器を目で確認できる範囲まで進み待機させる

「数は…1、2、3の…4か……」

敵数は4機、ノーマルタイプのラコウが4機、それと運搬用のトレーラーが1台

「まぁ、どう見てもありゃー護衛だわな」

例え帰り道が分からなくなったロエルでもこの現状は見るだけで分かった。
あのトレーラーは補給物資、どんな物が入ってるかわからないが護衛をつけてでも持っていかなければならない物、
さらに護衛はノーマルタイプのラコウといえど4機も配備されている…
よってあのトレーラーに入っているものは"重要"だと言う事。

だが、この空腹で喉もカラカラの状況で4機のラコウを相手できるのか?

「ま、なんとかなるか」

ロエルは考える事をやめ、ダッシュローラーで一気に駈け出した


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========================


「クルヤ山脈地帯で戦闘でっすってぇ〜!?」

通信室にアリオン局長の奇声が響いた
それもそのはず何度も偵察機が通過した点でなんの異常もなかった地帯での戦闘
さらに山岳地帯には地球軍の基地などあらず戦闘が起きるなどありえない話なのだから。

「間違えありません、どうします?あそこなら輸送機で飛ばせば数分で着く距離ですよ?」
「あら、そうなの? もしかしたらロエルちゃんがいるかもしれないわねん…輸送機の使用を許可するわよ」


クルヤ山脈地帯で戦闘の情報はすぐ格納庫の整備班とパイロット達に伝えられた
輸送機には6型、7型を中心とした編成で格納され、輸送機は一斉にクルヤ山脈地帯に向かった

「んぉ、クサレ爺なんか誰もいなくなったぞ?」
「アムステラが攻めて来たかなんかあったんだろう、それよりお前は局長に挨拶に行ったのか?」
「…会うだけあったが、俺ここに住むの無理 お家に帰ってニートになりたい」

サングラスをかけた男は全身小刻みに震えていた…
眼鏡をかけた爺さんは彼の肩をぽんっと叩きそのまま手を振って去って行った

「あら、ショウリ=アズマ中尉。こんなところで小刻みに震えてどうしたのん?さっさと手続き済ませましょ?」

サングラスをかけた男、ショウリ=アズマ中尉はゴスロリファッションで身を固めたヒゲマッスルに担がれ格納庫を後にした……


果たしてロエルは何時になったら帰れるのか。
サングラスをかけた男、ショウリ=アズマ中尉はヒゲマッスルから逃れる事が出来るのであろうか…

後編につづく
* Re: バカがロザリオ担いでやってくる 2話α ( No.2 )
日時: 2009/09/23 00:12 メンテ
名前: 高とも

アリオン=ロサミックス
性別 ♂
年齢 57歳
身長 2m以上(測定不可
肉度 ヒゲマッスル
別名 剛腕の局長

特徴:
元陸軍軍医中将であったが今はこのティラナ内部基地の全てを握る局長である
ちょっと脳内構造がおかしいが医学のエキスパートであり腕はとても器用
趣味は洋服を作ることなど家事洗濯料理なんでもできる完璧超人で最強の乙女心を持ち合わせている
自分で自分を「ミックたん」と呼ぶ、結構キモイ

特技:
スリーサイズを一瞬で見分けられる

補足:
・寝ながらダンベルが持てる
・女性用の服を作るのが大の特技
・パイロットスーツのデザインも得意
・良い男に目がない



ショウリ=アズマ(吾妻 勝利)
性別 ♂
年齢 27歳
身長 約170cm
性格 可哀そうな人、小刻みに震える サングラスバカ

特徴:
神国JAPANから来た日本機動兵団の愛媛所属の中尉
左遷されたのか推薦されたのかわからないけど腕は確からしい
ゴスロリ衣裳のアリオンを見て帰りたくなった
「正直もう駄目かもしれない」が口癖になりそうになってる

特技:
サングラスをつける事、バイザーは嫌いらしい

補足:
・サングラスがあれば生きていける気がする
・ハードボイルドになるのが夢
・甘いものが大好き
・辛いものが苦手

戦闘時設定:
・とりあえず盾にされる
・とりあえず盾にされる
・とりあえず盾にされる
・とりあえず盾にされる
・とりあえず盾にされる
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