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* フェミリアさんとニッポンポン最終話

日時: 2013/05/09(木) 08:28:24 メンテ
名前: フィール

最終話だよ!まあエピローグが残ってるけどさ!
でも戦いは今回で終わりだよ!
 
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* Re: フェミリアさんとニッポンポン最終話 ( No.1 )
日時: 2013/05/09(木) 08:29:04 メンテ
名前: フィール

【決着の時】


インフィールド(ドミニカ)。キャタピラ・四脚・タイヤと次々と足回りを変えて戦場を駆け、
それらとの比較により敵と同じ二脚型の有効性を証明するに十分なデータを得る。

スガタ(インド)。近接武装による部位破壊及び被破壊データを提供し、国連量産機及び
実戦用修斗の格闘システムの向上に貢献。完全人型量産機初期パイロットの一人。

バーンズ(アメリカ)。ハングキャノン他多数の大型火砲の効率的搭載テストに貢献。
7型の開発にも彼の砲戦記録が参照される。完全人型量産機初期パイロットの一人。

春(韓国)。アムステラ及びブラッククロスの特機に対し何度も立ち向かい、
量産機のエース用カスタム化に貢献。また、他国のエースらと積極的に交流し
有用な情報を分かち合った。完全人型量産機初期パイロットの一人。

ソコソコダー(ロシア)。雪原仕様改造機による基地防衛のベテラン。
完全人型量産機初期パイロットの一人でありロシアでの大敗戦では最後まで抵抗し基地を守りきる。

ペンドラゴン(イギリス)。ブリティッシュ・ウォール戦法で活躍したパイロットの一人。
その戦績には局地戦型量産機のメリット・デメリットの全てが詰まっていると言われる。

南条(日本)。戦力として一定の成果を上げ始めた人型量産機の戦車・航空機との連携案、
捕獲した羅甲との対比によるさらなる向上案とその為のデータを提出。

ローゼンバーグ(ドイツ)。刀剣・小銃・大型火器全てにおいて高い操作技術を持ち、
それだけでなく、少人数における人型機同士のフォーメーションにも高い評価が与えられている。
現在もスーパーロボット級量産機8型プロジェクトのリーダーパイロットとして活躍を続ける。

ランスロッド(スコットランド)。既に成熟したと思われた量産機のパターンに
超小型機という新たな形を見せた。民間の少数機ではあるが、彼の戦術及び開発の発想は
多くのロボット学者が参考とする事になる。

クラウス(オーストリア)。量産機パイロットとしての公式記録は無いが、彼の降格における
エピソードは量産機開発の反面教師として国連属の研究家の間で面白おかしく語られてる。

この10人の並びは量産機の改革に影響を与えた時期の順であり、量産機開発陣表彰の際、
会場での質問に対して挙げられた名がそのままマニュアル最後に記載される事となった。
彼らの半数は今は戦場に立ってはいないが、今もなお量産機乗りの兵達の間では英雄として
その名が挙げられる事が多い。
(クラウスに関しては「よく分からんが量産型機マニュアルの最後に名前載ってる人」扱いだが)


「うごごごご、機体が崩れていく…、私の身体に何が起こったのだ!
はかったな大佐ー!」
「大佐じゃなくて一佐だぜ!」
「そ、そうか!はかったな一佐ー!」

ニラーシャの警告から間を置かず赤蟹と大樹の装甲が爆発し崩れていく。
戦闘データの提供等により量産機の改良に貢献したパイロット達『反逆の十傑』に
レオンハルトの名は入っていない。未だ量産機のAIでは銃王機の模倣には至らないのだ。

地球の英雄と世界一の天才、そして希少金属カラクリウムから生み出される
グロース・シュトラールは全てのパイロットのこうありたいという希望でありながら
決してたどり着けない究極の砲撃とされている。
その攻撃は三合大樹の真レッドアイズでも見切る事は出来ず、何が起こっているのがすら
理解出来ないまま破壊されていった。

そして、銃王機が軍艦の上から狙っているという事実には思い至らない二人は、
何かわからんけど取り敢えず海軍の加羅一佐が何かしたからこうなったんだろうと
勝手に犯人扱いしてブチ切れているのだ。まあ、部分的に正解なのだが。

一方で、タネの分かっていたシン達はこの爆発の正体にすぐに辿り着く。
これは敵機体が限界を迎えての自爆ではなく(自爆の可能性ももう少ししたら大いにあったが)、
レオンハルトの手によるものだと。

「レオンハルトさんがやってくれたのか」
「つまり、日本領内のブラッククロスは大体片付いたという事ね」
「でも…、まだトドメには至ってないわ。何てタフなのよ」

槙絵の指摘する通り、砲撃で穴だらけになった機体はそれでもなお戦いを継続しようとしている。
奇人赤蟹は部品を海から回収して徐々に再生し、三合大樹は背中を輝かせ
青い翼を羽ばたかせながら腹部を開きそこから巨砲を見せる。

「メテオメタル真ブルーウイング起動!おのれおのれおのれぇ!
こうなれば今まで受けたダメージを熱エネルギーに変換し貴様ら全員跡形も無く蒸発させてくれるわぁ!」
「なにぃ!そんなご都合主義な技があるのかよエクスダー!」
「ファファファ、元々は戦闘時に貴様を巻き込んで殺す為に用意していた技だ。威力は折り紙付きだぞ」
「そうかそうか俺様を蟹殺す為に用意してた技なら信頼出来るぜ!
任せろ、この再生力のある赤蟹で発射までの時間は稼いでやるぜ!」

薬でラリった影響と深刻なダメージのせいで思わず本音を漏らしていたエクスダーだったが、
薬でラリった影響と深刻なダメージのせいで正常な判断をさらに失っていたワンはこれをスルー。
赤蟹は大樹の前に立ちはだかり、彼の大技が発動するまで防壁として攻撃を受ける構えをとる。

「ギガフレア砲チャージスタート!ファファファ、先程のダメージを変換し上乗せすれば
私を中心に全方位周囲4キロの海を枯れさせる威力になるはずだ。逃げても無駄だぞ貴様らァ!」
「ということらしいぜ!ゲラゲラゲラ!蟹笑いが止まらねえぜ!せっかく上手く勝負運んだのに
てめえらはここで全滅だ!」

いや蟹の人よ、あんたも死ぬねんけど。それと4キロという計算どこから出た。
そういうツッコミする時間も惜しい。
相手の最後の手段が発動するより先に三人は動き出す。

「レオンハルトさんの次のチャージが終わるのがこいつらの攻撃より速い保証は無いわ。
シン、フェミリアさん、相手が待ちの構えをとってる今こそアレを使う時!」
「…アレか!大丈夫か?」
「舐めないでよ、この技の為の分の牌ビットも精神力もきっちり残してあるわ」

海上戦闘の訓練中に編み出した合体技は二つある。一つは『一色二順』。
しかし、一色二順ではあの二体を倒すに至らないと判断し、
もう一つの難易度の高い方の技の体勢に入る。

「行くわ、シン、間違えないでね!」

シュババババ!!!
雀王機から数十のビットが発射される。未だ無事なビット全部を同時に射出したのだ。

「槙絵、お前もちゃんと俺の乗るビットに力通せよ!」
「それじゃあ私も続くわよ!」

ババッ!
剣王機とラクシュミーΩが同時に飛び立ち、二人はそれぞれ別の牌ビットに向かう。

「ピンクは俺様を突破出来るわけねえから無視だ!せいぜいめくらましの役目だろ」

ワンは剣王機の動きにのみ注視し、彼の向かう牌を見極める。
牌ビットの反動加速抜きのスピードならばまだギリギリで移動先が絞る事が出来た。

「奴が最初に乗るのは…九萬か。って事は」

これまで散々牌ビットに乗る剣王機を見てきたワンは流石にその法則に気づきつつあった。
剣王機を乗せる際今まで牌ビットは全部面子を構成していた。
ならば次に飛ぶ牌も九萬に繋がる牌になるはず。

「ミニ上海発進!」

奇人赤蟹の頭部が開きそこから10個の蟹型ミニミサイルが出現する。
* Re: フェミリアさんとニッポンポン最終話 ( No.2 )
日時: 2013/05/09(木) 08:29:46 メンテ
名前: フィール

「シャンハイシャンハイ」
「いけぇ!剣王機が飛び移るより先に残りの七・八・九萬を蟹破壊だぜぇ!」
「シャンハイー!」

ミニ上海が萬子七〜九牌全てに張り付き爆発した時、剣王機はそれらの牌とは
全く別の方向に飛び立つ。向かう先には北牌。

「何ぃ!」

予想外の移動先にワンは驚愕する。メンツ構成が必要という自分の仮説が外れたのか。
いや、そうではない。ワンは孤立した九萬と北を使い出来る役に思い至った。

「ここに来て14枚使っての役作りかよ!間違いねえ国士無双だ!締めを飾るに相応しいなあオイ!」

東、
西、
南、
白、
發、
中、
あらぬ方向に反射する度、爆音と共に剣王機は加速していく。
最早、ワン達には剣王機がどこにいるのかすら分からなかった。
顔に絶望の色が浮かぶワンに何かが気づいたエクスダーが声をかける。

「なあなあワン。チャージ中暇なので戦場見回してたら一萬がもう一枚も無いんだが」
「マジか!」

マジだった。剣王機は急に速度を落とし国士無双とは無関係の三萬に乗り動きを止める。
一牌だと支えるのが辛いのか、じりじりと高度を落としていた。

「し…失敗しやがったプギャー!あいつら必要牌足りてねえーのに国士やろうとして
大失敗だぜ!ゲラゲラゲラ!」
「ギガフレア砲チャージ80%突破、後僅かで行けるぞ」
「勝ったァ!カラクリオー完!」

その時だった。
完全ノーマークだったラクシュミーΩが目の前に現れたのは。
今までの攻撃手段を見て、こいつには自分達に決定打を与える手段が無いと確信していたワン達。
過去のデータから考えればそれは正しい。例え至近距離から濁流の剣や
チャクラハイドロクラッシュを使おうとも再生能力付き超大型機には痛くも痒くも無い。
その事は誰よりもラクシュミーΩパイロットであるフェミリア自身が分かっていた。

「だから、これから私が使う技はどちらでも無い」

(君は百文字から当時の話を聞いて、そしてどうするつもりだね?)
(それは…私にもわかりません)

「アフリカで私は自分の実力不足を痛感した。いずれ闘うかもしれない相手に対し、
私の力は小さすぎた。ガンダーラのサポートで十分と思っていた私に強くなる事への動機が生まれた」

(榊原ー、特訓の成果が着実に出てるわ!見てこのハイドロカノン!以前より燃費が2.5%良くなってるのよ!)
(君が強くなってどうするんだ。今は激しくどうでもいい。槙絵はどうなった?)

「日本での槙絵ちゃんとの出会いは強さを求めていた私にとって幸運だった。
最初は榊原にどうでもいいって言われたけどあの訓練で一番強くなったのは私だった」

ラクシュミーΩは右手を振り上げ水の剣を作り出す。

「今なら使える!あの時は決して完成しなかったあの技が!」

濁流の剣、ではない。掌からではなく右腕全体を包みこむ様に巨大な水の刀が生まれた。

「な、なんだこりゃああああ!おい、エクスダー!聞いてねえぞ!」
「わ、私だってしらんわ!ニラーシャこんなの言って無かった!」

知らないのは無理もない。この技が出せる様になったのは日本での訓練中、
剣王機と雀王機の二つ目の合体技が完成したのと同時期だからだ。

ラクシュミーΩが巨大な水の剣を振り下ろすと同時にフェミリアはその技の名を叫ぶ。






「 『  柔  剣  斬  刃  (  ジ  ェ  ル  ・  ブ  レ  イ  ド  )  !  !  』  」 




ザンッッッ!!!!

長く伸びる水の刀は奇人赤蟹の両方のハサミとその後方で待機していた三合大樹の翼の片方を
一度に切り裂き、振り抜いた後に海へと溶けた。

「うごごご…これではギガフレア砲が撃てん!」
「道は開けたわよ、後は頼むわシン君!」
「サンキュー!こっちも準備完了だ!」
「何ぃ!」

ワン再度驚愕。不発に終わったと思った剣王機、その前にはシンが今まで踏み台にしてきた
牌ビットが一列になり並んでいた。

三萬・九萬・一筒・四筒・七筒・二索・五索・白・發・中・東・南・西・北

「あ」

接待麻雀歴の長いワンは気づいてしまった。この国士無双崩れは役になっている事を。
1−4−7・2−5−8・3−6−9のスジを別種の牌で7枚集め、
それに全ての字牌一枚ずつを加えた究極のマイナー役。現在では中国麻雀のルールでのみ
採用されているその役の名は―。



「 『  七  星  無  靠  (  チ  ー  シ  ン ・  ウ  ー  シ  ー)  !  !』  」 



ドゴン!!!!!

十四牌の上を一気に超加速しながら走り抜けた剣王機は最大出力のエネルギーブレードを
バリア状に纏い自らを弾丸と化し蟹と大樹を貫いた!!

「馬鹿な…」

ブラッククロス韓国幹部エクスダー(本名:監査システム・クローンナンバー5)…戦死。

「い、いやだぁ!まだ死にたくねええ!死にたく…」

ブラッククロス中国幹部ワン(本名:ユンポー)…戦死。

こうして、ブラッククロス側の大将格両名の死亡により、
中韓合同ブラッククロス軍と日本防衛軍+民間組織連合の戦いは終結した。



エピローグへ続く
* Re: フェミリアさんとニッポンポン最終話 ( No.3 )
日時: 2013/05/09(木) 08:36:24 メンテ
名前: フィール

という訳で「フェミリアさんとニッポンポン」、そのタイトル通りラストはフェミリアのパワーアップ話でした。
いつかこの技使わせたいと思っていて、ようやくここまでこれました。

次回エピローグです。
今回までの話で「おや?」思った伏線を回収しつつ平和な日常パートをお送りします。
* Re: フェミリアさんとニッポンポン最終話 ( No.4 )
日時: 2013/05/09(木) 21:13:20 メンテ
名前: 春休戦

十傑すげぇ!やはりピンとくる名前があると感慨深いなぁ〜。でも反面教師のクラウス、自らが量産とは真逆の存在になってんじゃねぇ?(w

そして必殺技2連炸裂キタ━(゜∀゜)━!このカタルシスが堪らねぇ〜。
イン英伝と同じ『決着の時』での〆といい、麻雀役にこだわった合体技といい、見所充分でした。(^^)

>接待麻雀歴の長いワン
それ、蟹化前か?・・・もしもそれが上海蟹時代なら、鷲巣麻雀で接待(死亡遊戯)してそうで怖いぞコイツは。(^^;

そしてクローン・エクスダーだとぉ!これ絶対、韮が一枚噛んでるよな?
まぁ諸々の謎解きはエピローグでのお楽しみとして。まずは本編完成お疲れ様です。(ギッチョーン)
* Re: フェミリアさんとニッポンポン最終話 ( No.5 )
日時: 2013/05/10(金) 00:31:17 メンテ
名前: カジワラ
参照: http://yabou-karakuri.sakura.ne.jp/src/youhei3.html

決着ッ!決着ッ!!決着ッ!!!決着ッ!!!!
七星無靠も凄かったけど、やはり嬉しいのは柔剣斬刃(ジェル・ブレイド)!!
マハンさんの時は、デスロイド最硬の頭に当たったから、残念な結果になったけど、
今度のジェル・ブレイドは、見事な切れ味を発揮して激熱ッ!!
時間軸1年以上の時を得て、遂にマハンさんの必殺技が継承された瞬間ッ!
これは燃えないハズは無い!!

そして、シンも続き、遂に決着をする・・!!

ワンとエクスダー死んだかー。良いキャラだったから、少し寂しい気もするけれど、
これも悪役の運命と書いて、サダメだよね。合掌。

後はエピローグか。楽しみにしております〜♪
* Re: フェミリアさんとニッポンポン最終話 ( No.6 )
日時: 2013/05/15(水) 00:11:37 メンテ
名前: フィール

お二人ともコメありがとうございます。
>必殺技二連
フェミリアがあの技を完成させるだけの説得力のある話、
それが書きたくてこのシリーズが始まりました。
これまで散々強さに上限がある中で活躍するキャラとして
書いてきたから
パワーアップイベントをどうしよかと考えその結果精神感応ナンバーワンのマッキーとの修行イベにしようと。
その理由付けとして生まれたのが鉄騎上海や加羅一佐です。

>さらばエクスダー…?
何気に過去のシリーズから登場しつつも正体不明な彼。
このままサヨナラかどうかはエピローグにて。

それでは!
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